こんばんわ
北海道白老町にあるウポポイへ行ってきました。
アイヌの文化を伝える博物館で4年ほど前に建てられました。「民族共生象徴空間」と題されているのがこれまでの歴史感を含めて伝えようとしているのがわかります。過去の日本(明治政府)の同化政策によって途絶えさせられそうになった貴重な文化、ですがいわゆる和人とは全く別の文化を持っていました。
自然の景色、背景の稜線に馴染むように滑らかに変化する外形の建物、全体的に濃いグレーで包まれてポロト湖の脇にあります。自然の恩恵を受けて感謝して生活してきた文化が意識されてデザインされているそうです。
私が行った時は小学生の団体も来ていました。
館内は壁面やガラス面にアイヌ文様が施され来客を迎え入れます。やっぱりアイヌ文様って美しいですね。
そして伝統的衣服も。もう単純にかっこいいねえ。
ガラスの反射がちょっときつい、照明のせいか、ガラスのせいなのか。展示空間自体がいろんな展示と混ざったワンルーム状なので周囲のものが映り込むのがちょっと気になりました。
祭事のくまー
屋内消火栓もアイヌの言葉が併記
ポロト湖にむけて傾斜したガラス面、とてもキレイでした。天気がよければ。。
資料室の本棚。使われているのは下の5段目くらいまで。うん、そうなるよね。
大きな庇下の空間、エントランス。グラフィックはかなり抑え気味で壁面にうっすらと浮かび上がる程度に見えるロゴ、気が付かない人もいるかも。
でも正々堂々とした建築、いいですね。
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〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更