懐かない猫、とリフォーム

  ＜人・建築・まち＞ を繋げて豊かな場づくりをめざす  

 　　 設計事務所＆不動産会社 （同）ジンバルワークス　　 
代表　井村正和のブログ

こんばんわ

現在リフォーム相談中物件。

作家さんが使われていたという事もあり、とても個性的（？）な状態。いろんな痕跡が床から壁、天井まで残されている。

DIY途中やり（なんて言ってはいけないゾ。）なんて思えないぐらいに想像を超えて広範囲に「何かした、何かしている」状態が見て取れる。見方を変えるとコレがある種完成形とも感じられてしまうしそれほどに当たり前の様な「途中やり」の表情。

絵画に包まれた様な空間。

なんだか普段丁寧にプラスターボードの目地をパテ埋めしてツルッと塗装をしてしまう行為がなんだか浅はかに感じられてしまう。

そんな（僕にとっては）魅力的な空間ですが生活をしやすくするためにリフォームを計画。ですが床や壁の良い感じの「ツギハギ」感は残す事にしよう！、という方向性です。

なんだか最近、自分のテーマは「残す」になってきているような気がします。

（スタッコの様にも見えてくる部分的に剥がれたプラスボード壁。）

なんだかさっぱりキレイに作り直したり、覆ってしまうと「負け。」た気になるようになってきてしまった。

２階にはこんな空間も。

そして一切わたしに懐こうとしない猫。

私が居る時はずーっと分厚い布団に押しつぶされるように隠れていたくせに帰った後にはこんな状態だったらしい。なんてやつだ。

なかよくしよう。

ではでは。

〜おしまい〜

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井村正和

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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更