こんばんわ
皆さんのお家には床の間はありますでしょうか?今住んでる家には無かったけど実家にはあったかなあ、という方が多いのかもしれませんね。
私自身も自分の実家には大きな和室と床の間がありましたが実家を出て以降は床の間のある空間で生活した事は残念ながらありません。
和室自体が減ってきています、そういう私も設計する物件で和室は、、やはり減ってきていますね。
このままで良いのだろうか?と思ってしまう時はままありますね。
こちらは数少ない床の間の設計事例です。
<木造2世帯住宅に設けた和室・床の間>
縁無し畳の和室に設計した床の間で、床柱は皮付きの丸太、框の無いフラットな踏み込み床の床板はけやき、落とし掛けはヒバ、だったかな。
奥の壁は聚楽塗り、左の白い壁は和紙クロス貼りとなっています。
床の間の要素は残しつつシンプルにまとめました。
<和室レンタルルーム内の床の間>
こちらは使われ方からしてちょっとドラマチックに。
床の間の中にスポットライトを仕込み掛け軸、床板をブワッと明るく照らしています。
床の間の端には(屏風に隠れて見えづらいですが)違い棚を設けてあります。落とし掛けは使わず全体を左官でぐるっと塗り回しています。
床の間は伝統的な様式でありながら色々とバリエーションが発生している面白いデザイン要素です。もっと和室を設計しないと。
そして、床の間といえばたぶん皆さんが必ず教科書で目にする、、、
二条城の大広間かな、と思います。1867年に大政奉還が成された時、徳川慶喜の後ろにあったあの大きな床の間です。キングサイズの床の間です。
覚えていますでしょうか?勉強しましたね(?)
ではでは、今日はここまで。
〜おしまい〜
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更