応急危険度判定士
今日は真面目に「応急危険度判定士講習会」なるものを受けてきました。
この制度は余震などによる二次災害を防ぐための判定制度です。
一次避難されている方が自宅に戻ったときに『余震』によって二次災害にあわない様に使用の可否を判断したり、外壁の落下とか周辺への損害の危険性を判断する制度ですね。(恒久的な使用可否を判断するものではありません)
愛知県ではまだ活動実績は無い様です。
一級建築士を取得してから15年も経って、ようやくの遅すぎる受講です。
愛知県には愛知県地域防災計画というのがあり一級建築士だけではなく、一級建築施工管理技士も判定士とする独自の制度を設けているようです。南海トラフの際は県内の判定士だけでは足りないらしく県外にも要請することになるようです。つまり人数が足りてないわけです。
東日本大震災、九州熊本、北海道での地震はありましたが不気味にもまだこの中部地方は揺れていません。明日なのか10年後なのかわかりませんが南海トラフは必ず訪れるでしょう。
そういえば最近ちょいちょい岐阜の方で揺れていますね、昨晩も夜中に震度1がありました。不気味。
使命ってところに、
『自ら有している知識・職能を生かし、震災時における住民の住まいなどに対する危険性の情報提供ニーズに対して、社会的使命としてボランティアで活動する。』ってあります。
ボランティアです。まあ、仕方ないですね。
調査方法は建物の沈下、傾斜、躯体の状況、落下物の危険性など項目別にランク付けした後、3段階の総合判定を行います。
総合判定は
・危険(赤)立ち入らない
・要注意(黄色)十分注意する
・調査済み(緑色)使用可能 *安全といってるわけではない。
の3段階。
居住者だけでなく、第三者にもわかるように玄関など見やすい所に紙を貼っていきます。(貼るのを反対された場合は調査票に記入する、で済ますらしい。)
責任は災害対策本部が負うことになっています。判定結果に対して個々の担当者が責任を負う必要は無いという設定。
判定制度活動は震度5弱以上の地震の場合設置が検討されます(判定実施本部)。
地震後2~3日で開始、10日間ほどで終了目標。でも過去の大災害のときは実際は一ヶ月ぐらいかかったりしたそうです。
1チーム2人で最大1日あたり15棟を判定。10チームぐらいで1班を形成。5班を統括する判定コーディネーターが指示を出します。
外観調査で明らかに「危険」となったら内観調査はやらない。そうでない場合は外観調査のあと内観調査に移行。その際に余震にみまわれたらそれなりに危険な目にあうわけですね。
応急危険度判定士は5年有効、その後更新手続きの際には講習会の受講義務無し。
今日の会場にはパッと見200人ぐらいはいたかな。行政の方もけっこういたっぽい。
これで応急危険度判定士として登録されて、もし何かあった場合は出動要請が来るわけです。
ま、出番が無いのが一番ですね。
普段から地震対策をちゃんとしましょう。固定されてない冷蔵庫、テレビ、電子レンジが吹っ飛んできますよ。家電ごときでも当たると大怪我です。
〜春駅バル〜 食べ歩きイベント
その後”春駅バル”っていう春日井駅周辺の飲食店が共同でやってる食べ歩きイベントに参加。
三軒目に春日井駅前に新しく出来た家系ラーメン「丸岡商店」でシメ。
家系ってどういう事なんだろ。
よくわかんないけど醤油とんこつトッピングMAX美味でした。
3軒まわると腹いっぱい。