こんばんわ
昨年末、応急危険度判定士の更新のお知らせが来ました。
5年前に講習を受けて愛知県の登録応急危険度判定士になって5年が経ったため自動更新されました。取得したときにもブログを書きました。
もう5年。早いものです。
「応急危険度判定士」とは・・・
地震災害があった際に建物を調査して倒壊の危険性のレベルを判定する業務に付く人です。業務といっても100%ボランティアになります。
”大規模災害発生である大地震や余震により被災した建築物を調べ、その後に発生するさらなる余震などによる倒壊の危険性、外壁、看板や窓ガラスなどの落下、付属設備・機器の転倒・落下などの応急危険度判定を行うことのできる資格を持った人のことである。人命にかかわる二次的災害を防止する判定を行う。(ウィキペディアより)”
建物の崩壊具合を基本的には外部から観察、計測し指定、紙を貼って印します。
倒壊の二次被害を防ぐ事と、避難所生活を送られている方がすこしでも自分の家に戻れるように支援するのが目的です。
判定されるレベルは3段階あり、それぞれ色の違うステッカーになっています。
緑色:調査済
黄色:要注意
赤色:危険
赤色の「危険」ステッカーには
”この建築物に立ち入ることは危険です。”
”立ち入る場合は専門家に相談し、応急措置を行った後にして下さい”
と書かれています。
ただし強制力があるものではありません。
状況に応じて家主が判断する事になるとおもいます、実際に1回目の揺れでは持ちこたえた建物が2回目の揺れで倒壊とうパターンもありますし、危険性は認識しつつも家にもどって必要な物を取り出したい!入らざるを得ない、という方もいる状況でしょうから。
そういった意味ではもどかしい場面も実際はでてくるのかな、と思ったりもします。
ちなみに英語表記としては”UNSAFE”とのみ書かれています。ちゃんと英語や他の言語でも表記したほうがよいんじゃないだろうか。
元旦の能登石川地震から一週間経ちましたので地域の応急危険度判定士さんがこれから作業に入ると思われます。
(ちなみに罹災証明書に記載される建物の損壊認定とは別物になります。)
活動マニュアルには、住民の理解が得られなかった時はどうするか?とか、予定していない地域の住民から判定を依頼されたらどうするのか?などいくつかのパターンの対応方法が書かれています。
被災された方が安心して家に戻れるため招集がかかったら頑張ります。
でも招集がかからない事を願うのみです。
ではでは。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更