いむいむblog 

春日井の建築デザイン&不動産事務所 gimbalworks 代表 井村正和のブログです。

「団地のつづき」by Danchitectsのメンバーとして

じつに3年半ぶりのブログ更新になります、ちょっとしたご報告とコラムを書いてみようかと思いようやくこれで4投稿目。

 

個人で設計事務所を営む傍らで仲間と一緒に新しい活動をはじめました。

団地のつづき”プロジェクトといいます。

 

団地のつづき DESIGN PROJECT - 高蔵寺ニュータウン

 

高蔵寺ニュータウンの良さを引き出して次の時代につないでいく。」をコンセプトに設計事務所工務店が集まり『Danchitects(ダンチテクツ=ダンチ+アーキテクト)』という緩やかなグループを結成、分譲物件を入手してリノベーション、販売を継続的に行いこのニュータウンを盛り上げていこう、という取り組みです。

純粋に100%民間メンバーの有志的な集まりです。

 

 

インスタアカウントの方ではニュータウンの日常の風景からちょっと気になる写真まで、いろんな魅力を感じる事ができる投稿となっています。

https://www.instagram.com/danchi_tsuzuki/

 

 

高蔵寺ニュータウンは日本3大ニュータウンの一つでもあり、戦後の高度経済成長期に開発がはじまって昭和40年代に入居スタート、なので今では築50年以上にもなる歴史ある団地です。設備の古さ、エレベーターが無いこと、といった築年数なりのマイナスポイントはありますが、ゆったりとした棟間隔、成長した樹木、風の通り、景色の良さ、団地ならではの人と人との繋がり(は、私自身は住んでいないので想像ですが)、近くには「まなびと交流センター グルッポふじとう」もあり、住むための場所としてはとても恵まれた環境です。

グルッポふじとうWeb |

 

主に4〜5階建ての建物がこれほどゆったりと、そして緑豊かに配置された集合住宅群というのはこの時代の公団だからこそできた物で、今後新規に同じ様な密度で住宅開発が行われる事はおそらく無いのでは無いでしょうか、と考えるととっても奇跡的な物ですね。

住みやすく、豊かな生活のために!と50年前も前に計画された物がそのベースは今も色褪せず残っているわけですね、貴重だと思います。

タワーマンションでも無いし、屋根付きの立体駐車場も無いけど、それに代わる豊かな環境が間違いなくあります。

 

(C)google

 

昨今の新築高級マンションにはコンシェルジュがいたりしますが、高蔵寺ニュータウンでは、どこを見渡してもコンシェルジュの面影は皆無です。でも代わりにグルッポふじとうに行けばいろんな人にいろんな事教えてもらえるし、仲間もできるでしょう。

なんとかヒルズみたいなおしゃれな名前ではありませんが、そもそも丘陵地に開発されたニュータウンなので、元祖ヒルズです。

 

また、センター地区から周囲に伸びる道路もこのエリアの特筆すべき景色かな、と。ゆっくりカーブしながアップダウンする道路、大きく成長した両側の街路樹は特に新緑の時期に美しい景色を作り出してくれます。

この景色をみながら自転車で走るのはとっても楽しい。坂のある景色は良い景色の一要素になりますね、適度な勾配なら。

中学生のときに坂下中学校に練習試合に行ったことがありました。鞄とテニスラケットを担いでママチャリで坂を登り坂下中に着いた頃には汗ダクのグダグダ、そこからの練習試合って、なんか不公平。

 

ちなみに一級建築士の試験にも高蔵寺ニュータウンは出てきます。

高蔵寺ニュータウンは何方式か?答え:ワンセンター方式」的な。勉強しなくても、「あーサンマルシェあたりの事ね。店集まってるね。」とイメージは湧きます。

 

さて、そんな「団地のつづき」プロジェクトですが第1段は仲間であり、リーダーの内藤氏が自邸としてすでにリノベーションした物件です。

 

WORKS#001 

www.danchi-tsuzuki.jp

とても素敵です。

シンプルな空間に無垢の一枚板が映えます。

 

このキッチンで珈琲淹れるのは楽しく、良い時間になるんだろうな。

 

水回りもキチッと仕上がっています。

 

間仕切り壁を撤去してゆったり大きなワンルームへ。

 

いいですね。単身〜新婚さん、お子さん一人ぐらいまでが住みやすいスケール感です。

こういった高蔵寺ニュータウンならではの、住みやすさ、ちょうど良さ、心地よさというのがもっと見直されて行くと良いですね。

継続的に「団地のつづき」プロジェクトを書いていこうと思います。

(お終い)