「団地のつづき」関連ブログ WORKS#002 コーゾージヴィンテージ
「団地のつづき」プロジェクト関連ブログ。
団地のつづき DESIGN PROJECT - 高蔵寺ニュータウン
今回は実際にプロジェクトとして物件購入、フルリノベーションして現在販売中という物件についてです。(2022.6.18時点)
場所はグルッポふじとうから南に歩いて100mほどにある藤山台の分譲物件、4階建ての3階にあります。
元校庭の東端には今年の3月に屋根付きの遊具広場も完成し、お子さん連れのご家族で大変にぎわっています。
晴れた日の遊具広場の様子 (C)春日井市
そんな遊具広場から物件までは、1回だけ道路を渡れば、後は遊歩道をテクテク歩いて辿り着くことができます。
団地の隙間をくぐり抜ける道
ゆったりとした散歩道
車が入れる範囲を計画的に限定する”歩車分離”がなされているため、ニュータウン内には安全に移動できる歩行者専用のエリアが沢山あります。安全に歩き回れる、歩きまわって楽しいニュータウン。
「危ないから手をつなぎなさい!」
じゃなくて、ゆったりと子供の手を繋いで帰路につく。そんな日常のなにげない場面もこのニュータウンの持つ魅力なのかもしれません。
で物件到着、渋い外観色。手前の階段室から上がります。
もちろんエレベーターは有りません、3階まで元気に登ります!
エレベーターや手摺などはギリギリまで使わないほうが元気でいられる、という話もあります。使っていれば鍛えられますからね。
そして3階南側の窓からはこんな景色を眺めたい放題!ちゃんと外の景色を眺められるってやっぱり大事ですね、空気も気持ち良い。
春の眺め。桜がチラホラ。
新緑の時期の眺め。近眼も治りそう。
そしてリノベーション前の室内はこんな感じ。
3畳のDKと襖で仕切られた和室が2つ、RCの壁を隔てて個室がもう一つというプラン、つまり3DK。核家族スケールにあわせた食事のできるキッチン(いわゆるダイニングキッチンDKの誕生!)や個室の確保をしつつも、襖を開け放ってワンルームにもできる、というフレキシブルな思想が混ざるハイブリッド思想。
核家族とはいえ子供の数が多かった時代。
住まい手の工夫でいろいろな使われ方をしてきたんでしょう。でも、さすがにこれからの世代の人が住むにはいろいろと無理がでてきてしまいました。
で、この築50年余、床面積60.78平米のこの物件をメンバー皆で案を出しながら検討、今回は私が設計を担当させてもらう事になり、約2ヶ月の工事を終えて今年5月5日(木)〜7日(土)の3日間、オープンハウスを行い沢山の方にご来場していただきました。
プロジェクトについては新建ハウジングさん(2022.6.10号)にも取り上げていただきました。
(C)一般社団法人MEAS 新建ハウジング
沢山の方に私共「Danchitects」のご紹介と、取り組んでいきたい内容をお話しさせてもらう事ができました。オープンハウスにご来場された皆様方ありがとうございました。
それなりに長くなってしまったので物件の詳細については、また次回以降に。
(お終い)