こんばんわ。
昨日に引き続き団地話題。
今日、高校の旧友で建築家の友達が地元春日井を訪ねてきてくれました。
今は関東地方で設計事務所を立ち上げて活躍している女性建築家。
もともと高蔵寺生まれ、高蔵寺育ちという事もあり興味を持っていてくれたようで、僕が昨年手掛けた高蔵寺ニュータウンの物件を一つ案内。
派手なタイルが貼られたキッチンのあるリノベーションです。間仕切りを撤去してLDKのワンルームにしてあります。
ワンルームですが、LDといってもリビングとダイニングそれぞれにテーブルがあるスタイルでは無く、一つの大きなテーブルを食事にも、食後のくつろぐ場所としても、ちょっとしたデスクワーク場所としても、何ーんにでも使うという生活スタイル。
LDKスタイルが一般化してからは、なんとなく
・ダイニングにはダイニングテーブルセットを
・リビングにはソファとソファテーブルセットを
といった感じで2セットを設置するのが当たり前となりましたね。
ですが生活スタイルによってはそこまでしっかり、「ここは食事の場所」「で、ここはくつろぐ場所ね」と明確に使い分ける必要って無いんじゃないでしょうか?
パソコン開いてデスクワーク 〜 食べる 〜 ゆったりする 〜 お酒を飲む 〜 またパソコン開いて作業する、メールする〜ネトフリ見る 〜
といった事を一箇所でやってしまうのって全然変じゃないですよね。
もちろん、お子さんのいる家族構成や、そういう人(ちゃんとした人?)の場合、食事はちゃんと姿勢を正してダイニングで(テレビはもちろん観ない)、その後寛ぐのはテレビのあるソファエリアで、というスタイルをちゃんと守られている人が多数派だとは思います。
ま、そういう我が家もそうです。
やっぱりなんとなく、子供の手前(?)いわゆる「ちゃんと」としたスタイルをベースにしようと思ってしまいます。
が、二人暮し、一人暮らしも含めた多様な家族形態に対してはもっといろんなパターンがあっていいですよね。
(この物件(分譲)にはこーんな大きな一枚板のテーブルがついてきます。
使っているのは「トチ」です。)
大きなテーブルで食事を含めてゆったりとした家時間を気楽に楽しめる。
そんな空間になっています。
家なんだから、気に入ったソファでダラダラしながらご飯食べたっていいじゃない。
そもそも、このサイズの床面積(約60平米)の場合、わざわざダイニングとリビングを分けるよりも一室にしてしまったほうが空間が有効かつゆったり使えます。
ちなみに写真のビーズクッションもついてきます!ダラッとし放題。
(*ただし、残念ながらおかげさまで売却済み物件です)
適度にコンパクトに生活できる、っていいですよね。
無駄な物を増やさず。
手の届く範囲にいろいろあって。
掃除も簡単。
ニュータウンのサイズ感ってそんな意味からも見直されてよいんではないかな、と思ったりします。
団地見学後は友達が設計した戸建て物件を見学。
こぶりながらも街に開くしかけがあったり素材、色彩が静かな住宅街の中で小気味の良いコントラストを作っていました。掲載許可撮り忘れたので写真は割愛。
その後さらにちょっと離れた、これまた私が設計した物件に案内。
建築家どうしで会うと自然と建築ツアーになってしまう、建築家あるある。
そんな建築家っぽい半日でした。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更