こんばんわ。
今日も、とある現場よりサッシ(外部用の窓等)に関するお話です。
窓(引違い、吐き出し、上げ下げ、開き窓、等々)や玄関ドアなど、建物外壁にはいろんな「建具」が存在しています。
そんな建具にも法律的に規制があります。
”防火設備”として一定の防火性能を認められた建具を使用しなければいけない箇所があります。
簡単に言うと、敷地境界線に近い外壁などです。(詳細は割愛)
法文上では「延焼のおそれのある部分」といった表現がなされます。
もし、火災が起きた時に自分のところから出る火炎を外部に出さないように、また隣の火事を自身の所に延焼させないように、という役割のためです。
簡単に窓ガラスが割れたり、火炎にあぶられてサッシが外れてしまってはいけませんからね。
と、いうわけで”普通の建具”と”防火設備として認められた建具”をちゃんと認識して、義務があるところ、義務では無いところを守りましょう。
現場に運ばれたサッシに添付された仕様書です。
ちゃんと「DG火」の文字が確認できました。よかったよかった。
ちょっと怖いのは改修の場合です。
新築の場合は「完了検査」においてこの防火設備をチェックされるので、よほどのことが無い限り見落とされる事はありません、しかし改修のときは基本、役所に届ける必要はありませんので、設計者や工務店がしっかり認識する必要があります。
窓を取り替えるときに、「基準法忘れて、うっかり普通の窓にしちゃった。」
なんて事が無いように気をつけてくださいね。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更