こんばんわ
元旦に石川県能登半島を襲った令和6年能登半島地震では震度7,マグニチュード7.6という大きな記録を残しました。
今まだ行方不明者もおられるようです。一刻も早い救出とご無事を祈るばかりです。
今回の地震でも観測された『震度7』というのは現在設定されている震度で最も高い階級であり「立っている事ができず飛ばされる事もある」や「耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物が倒れる事がある」などと表現されています。
一方、『マグニチュード』は地震のエネルギー自体を表現する数値ですが東日本大震災では9.0(モーメントマグニチュードという測定方法なので単純には比較できませんが。)、阪神淡路大震災では7.3でしたので今現在の数値でけを比較すると阪神淡路大震災と同規模の地震エネルギーだった様です。
ちなみに南海トラフ地震ではマグニチュード予想値が9.0となっています(内閣府資料より)ので東日本大震災と同等といえます。
東海地方のほとんどの人が体験した事の無い揺れに襲われる事になります。
リスクをどう設定するのかについては色々意見があるとはおもいますが、
・旧耐震(1981以前)どころかもっと古い築40年とか50年を超える古い木造家屋
・パッと見、明らかに耐震壁の少ない建物。1階に広い間口や無柱空間を求める店舗や駐車場などに利用されているタイプ。
といったリスクの高い建物にお住まいの方はリアルに耐震改修を検討される事をお勧めします。
基本的な流れは
耐震診断→耐震補強設計→耐震改修
となりますが耐震改修工事が完了してホッとできるようになるまでには相当な時間がかかりますのでまずは耐震診断からでもおこなってみてはいかがでしょうか。
条件に該当する古い木造住宅では行政が無料診断を行っている事が多いです。
いつか、のための準備を今からすすめましょう。
南海トラフの事を考えるとただただ怖い、と思ってしまいますが逆にこれだけ事前に情報、警告がなされるというのはとても有り難いことです。行政やメディアのおかげですね。
あとは備えるか備えないかは我々個人に委ねられています。
少しずつでも、ぜひ検討を。
ではでは。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更