こんばんわ
今日はすごく脱線、漫画の話。といっても自転車漫画ですけどね。
「かもめ☆チャンス」というだいぶん前の漫画です。
2009年からビッグコミックスピリッツにて連載されました。
もともとは親子(シングルファーザーと保育園児の娘さんの話)の人間模様話ですが絡んでくる自転車ストーリーにどんどん引っ張られて途中からガチ自転車漫画になっていきます。
信金で一生懸命働く父親と、言う事を聞かないだいぶやんちゃな娘(まあ、小さいからしょうがないけど)。子育てに対する葛藤と、日々の生活のために頭を下げつつ仕事に食らいつき続ける父親。
タイトルの「かもめ」は「かもめのジョナサン」から来ています。
烏合の衆ではなく群れから飛び出して「飛ぶ」喜びを求めようとしたジョナサン、そんな生き方に憧れを抱く暇も無く日々の食事代を稼ぐために時には土下座をしてまで仕事を続ける主人公。
(かもめ☆チャンス 5巻より)
そんな主人公も偶然出会ったロードバイクでぐんぐん前に進んでいる時だけ開放される、そんなシーンが描かれています。
そんな漫画ですが私にとってとってもとっても印象的なシーンがあります。
私も一応親です。子供に対してはどんな距離感が正解なのか、わかりませんよね。結局の所。
このシーンでは「親」という字の構成から話が始まります。
「木の陰で立ち、見守る」という解釈、親がしてあげられる事は「ただ見守ることだけだ」と、だけど逆にそんな親を見て子供は育つ、と説いています。
見守る事ってすごく忍耐がいります。こちらが試されている感じ。
でも最終的には信用して見守るしか無い。親子、というか人間関係の限界、葛藤が自転車レースを見守る人たちの何気ない会話の中でズコーンといきなりさり気なく表現されていて胸をえぐられました。
うんうん。
そういえばターミネーター2かな、はじめの方にも似たようなシーンがあったな。
ちょっと距離をおきつつジョン・コナーを見守るターミネーターに対してサラ・コナーが心のなかでつぶやくシーン。距離を置いて、見守る、何かあれば全力で助ける、そんなワードを父親像と重ねて見ていた、様な気がします。だいぶうろ覚えだけど。
また見てみよう。
ではでは。
明日は祝日だ、でも仕事だ!
〜おしまい〜
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更