およそ1年ぶりのブログ、をふと書いてみようかなと。
昭和区のギャラリーへ
今日は日本画家を描かれている先輩の展示に行ってきました。昭和区にある緑に囲まれた一戸建ての1階にあるギャラリー「ガルリ・ラペ」へ。
先輩含め4人の作家のグループ展。
作品は日本画、彫刻、抽象といろいろ。それを束ねる「土 紙」という展示会名。木炭紙に描かれた女性像、釧路湿原が描かれたミニキャンバス、荒々しく抽象的な彫刻から、朴訥な生物っぽい彫刻、反復される図形が作り出す抽象画、など。
アートの味方...
芸大に通っておきながら未だにアートと対峙した時の「正しい鑑賞の仕方」なるものはわからない。
だけど美しいものはずっと眺めていたくなる。
近寄ったり、離れたり、違う向きから見たり。
見る距離と角度を変えるだけで変化を感じる時もある。
このギャラリーは自然光が強く当たるので、自分が動く事によって作品のコントラストが変化していく。
「良さ」を伝える言葉が少ない事にはがゆさを感じる。自分にボキャブラリーが足りないだけなのか、な。
「良い」ものは「良い」んだけど「良いね」じゃない表現をしたくなる欲求は何なんだろうか。
佇む作品の純粋さに相対して自分の中には表現に対する矛盾が広がる。
変な感じ。
ギャラリーの奥にひっそりと架かる作品
強く主張しない分、こちらから発見しにいく感じ。
とにかく普段の仕事では生まれない考え事をするのはたぶん良い事なんだろうな、と思う。
最終日に行けてよかった。
特に気に入った(気になった)のは
背中を向ける女性が描かれたデッサン。
精緻に置かれた木炭の粉とそれを無造作に引き伸ばす様な刷毛の後。そこに現れる肩甲骨の存在感。ドキッとする強さと美しさを感じました。
と、結局表現をしたくなる。
ギャラリーを出た所で久しぶりの人と会う。
グループ展の作家さんの一人。昔から知ってる人だったが画家としての活動は知らなかったので今回の展示でかなり驚いた。
描く抽象画は淡い色の図形が幾重にも重なっていき、何かの現象の痕跡を描き出すような、そんな絵画。沢山の作業の集積。
とても引き込まれた作品。
小さなギャラリーで多くの作品を鑑賞できた。贅沢。
ギャラリーで絵画鑑賞して、その後近所でランチ、、
なんて行きたいところだがいそいそとギャラリーを出て車の中でパンをかじって事務所に戻る。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更