こんばんわ
築60年オーバーの木造古民家を改修中。
既存の構造体を残したまま内側に新しく構造体をはめ込む様にして補強していきます。
(丸太の下端を少し切り欠いている所。新しく梁をしたに添えて支えます。)
が、これがなかなかに大変で既存の梁は普通の木材、鉄骨トラス梁、丸太も混じるハイブリッド。まずは梁下端のレベルを測るところからスタート。
木材は時間が経つと少し痩せるので微妙に高さが違う、丸太に関してはいわずもがなそもそも下端が揃っているわけないのでのですべての梁下端のレベルを出して新しく添える梁のレベルを設定。
誤差、隙間を極力なくして、丸太の切り欠きも最小限に留める様に通り毎にレベル設定をする事になります。新築とは別種の思考回路を使っている感じ。
昨日、今日と建前が進みピターッと柱、梁が添えられてとりあえず耐震補強工事の1個めのハードルを超えたという感じです。
元旦の揺れもヒヤッとさせられました。
東海地方でも震度3〜4でしたね、南海トラフでは震度6強が予想されてます。耐震改修進めましょうね。
プレカットである程度まではできますがそうはいっても丸太の下を切り欠いたり、細かな調整したり、とやはり現場の大工さんの技術に依る所も大きく、これから職人的大工さんが減っていく時代にこういった木造改修がちゃんとやれていけるのだろうか、とこういった現場で考えさせられます。
DXとかAIじゃあ代用にならない。
耐震改修工事が必要な建物はまだまだ沢山あると思うんですけどね、急いでやらないとね。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更