こんばんわ
ようやく12月らしい気温になりだいぶ寒くなりましたね。
設計事務所はずっと室内で図面を書いているわけではありません、「監理」のためによく現場に行くんです、冬も夏も。
現場で行う監理業務の中でも大事な作業のうちの一つ『配筋検査』のために現場へ!
耐震補強のため既存の基礎にさらにあらたな基礎を作り一体化させる様な方法をとります。既存の基礎といっても鉄筋の入っていない、いわゆる無筋コンクリートといわれるものでスラブ(床のコンクリート版)の厚みは6センチ。
今の設計標準から比較するとかなり心もとないですね。
一日でも早く補強工事を完了させたいです!
配筋検査はまず全体的に図面との相違のチェックから通りの良さ、それから鉄筋の間隔、種類(太さ)、重ね(継ぎ手の長さ)などをみていきます。
鉄筋の上を歩くのも慣れました。
配筋検査中の1コマ。
鉄筋の感覚を確認している所です。
築60年超えの改修はなかなかに緊張感が続いています。
既存の柱を取り、サポート(仮柱)を設置した荷重を受ける、筋違(すじかい)を撤去して変わりに仮筋違を施工し水平力に耐える。
新築とは違う段取りや注意の払い方をしなければいけません。特に木造のこの規模の改修では「大事に、大事に、、そーっと。」という感覚が強くなります。
基礎の強度をあげるために地中梁を新たに作ります。
既存の基礎立ち上がりには差し筋(ブスッと差してある鉄筋です。)をして一体化させます。これらもコンクリート打ってしまえば見えなくなる場所ですが耐力上とても重要なポイント。
さて配筋検査も無事終わり明後日木曜日にコンクリートを打ちます。
まだまだ山場はあるけど一つの区切りとなります。
また報告します。
ではでは。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更