こんばんわ
窓にまつわる小話、というか全くの趣味的な話。
私の好きな画家の一人にエドワード・ホッパーという人がいます。
画家としてはとても有名ですが、ポピュラーに有名というわけでもないので知らない人もたくさんいるかも。
この人が描く風景がなんとも言えない魅力がありまして。
日常の一瞬を描いているのですがそこに漂う孤独感というか、空気の硬さというか、描かれてる人物は喋りそうででもなんか蝋人形のような無機物感があり、すごく対象物と距離がある中に美しさを感じる、なかなか類を見ない作品を描いた作家です。
その中でも有名で私も一番好きな作品に、「ナイトホークス」という横長の作品があります。
この作品はどこかでチラチラと目にした事ある人は多いかもしれません。
タイトルのナイトホークスとは「ナイトホーク=夜更かし、夜鷹」という意味があるそうです。描かれているのは夜の通り、バーから漏れる光と中のカウンターに静かーに存在している人。
この大きなガラス窓の存在、放射状に漏れる光、夜の通りの静けさを美しく捉えた作品です。
ガラス窓って考えてみると不思議なもので視界は遮らないけど音は遮りますよね。慣れてしまっているからなんとも感じないけどフト不思議にかんじる事もあります。
窓ガラス越しに海をぼけーっとながめてると波の音が聞こえてない不思議さに気がついたり。
そんなわけで、この絵画に描かれている窓辺の空間も哀愁漂う素敵な空間です。
ファンも多くて映画のワンシーンの元ネタにもなっているようです。
今日はここまで。
ではでは。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更