こんばんわ
さて突然ですが（いつも突然ですが。）、弊社では設計に関わるサインデザインもさせてもらっています。
建築、特に商業施設のデザインをする中で全体のブランドイメージを３次元の空間から２次元のグラフィックまでトータルにコントロールする事はとても大事な事です。
そして、とてもおもしろい！
今日お見せするのは現在工事中の福祉施設（のきしたカフェ）のサインデザイン案です。このグラフィックデザインコンセプトを、
① 手作り感、成長感を感じさせられる事
② 共通の居場所・たまり場を想起させられる事
③ 昔ながらの喫茶店の様な懐かしく、皆が集まり帰りたくなるようなイメージ
の３つにさせてもらいました。
〜 グラフィックに込めた思い 〜
ここは子どもたちの就労支援も行う施設でもあります。
なのでここで働く子達にとって「居場所がある」という安心感、それから沢山経験を積んで元気に成長していってほしい、という思いを少しでも伝えられるグラフィックデザインを目指しています。
「のきしたカフェ」のメインサインになります。手書きの様なラフさ、ちょっとしたレトロ感、それから『場所』をイメージさせる影をデザインしています。
これは横長にしたバージョン。厨房の背面に設置する予定です。
こちらは施設内にある別ルーム用の名前とサインです。
五角形の家型フレームと陰を表現する斜線はこの空間そのものをイメージしています。
・家型フレーム：実際にこの部屋の天井自体も家型（山形）となっており、空間の形状そのものを想起させます。
・斜線：他のサインとも共通するデザイン要素。「場」を表現していて、みんなのための場というイメージをつくる。
そしてこれは見ての通りトイレサインですね。男性はちょんまげを結っています。
この様な感じで、建築設計とはまた別の視点から施設全体のコンセプトを検討し、形にしていくことができるのもサインデザイン・グラフィックの面白い所であります。
サイン、グラフィックデザインを考えてほしい！という方はぜひご相談を。
ではでは。
〜おしまい〜
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更
