こんばんわ
今日は設計事例紹介として大阪心斎橋にある大丸百貨店にて設計したネイルショップ&フットスパのお店を紹介します。
大丸心斎橋店のリニューアル
2019年に大丸が建て替えられた際に7階のビューティー関連エリアの一画にブランシェさん出店されました。この建物自体、ヴォーリズが設計した旧本館の素材を沢山再利用し再建築された事が話題となりました。
旧館の素材を使った重厚な外観です。
当時の記事
CAPLUS NAIL SHINSAIBASHI
こちらが設計したネイルショップです。
通路に面しては極力オープンに。物販スペースを少し視覚的緩衝としつつ施術されているシーンも含めてインテリアとなる事をコンセプトとしています。
時間・体験場所を提供する業態
ネイルショップなので直接的な商品としては、「施術される事・完成したネイル」自体がお客さんが支払う料金に対するサービスとなりますが、この場所で一定の時間を過ごすお客さんにとって「どんな空間・雰囲気」で「自分が気に入った場所」で時間を過ごせるかどうか?というのも大きなサービスです。
美容室と同じですね。
落ち着いた空間で気持ちよく過ごせる様な空間の暗さ、落ち着く場所をデザインで提供できる事が大切だと思っています。
スタッフさんとの会話も含めて「あー、リラックスした」と思って帰ってもらいたいですからね。
サインはスチール切り出し。ツヤ消し黒の文字をグレーの垂れ壁に設置。通路の共有照明が良い感じ。
ちなみにグレーの壁は「モールテックス」を使っています。やっぱり質感は申し分ない。素敵な商品です。
レジカウンターと背面の収納。暗い空間にペンダントとブラケットを1つずつ。
ちょっとした実験でプロジェクターを使ってみました。
ネイルを施術されている間、正面壁にプロジェクターで移された映像を楽しむ事ができます。もちろんお店全体のプロモーションとしても利用されます。
こちらはフットエリア。
オープンなネイルエリアとは分けてプライバシーが保たれる奥まった空間を2つ設けてあります。
壁面にはアート作品をいくつか掛けています。ちょっと非日常をアートで作り出しています。
小さい店舗ながらエリア毎に特徴のある空間を作り出せているのではないかな、と思います。
せっかくだから一回ぐらい自分もネイルやってもらえばよかったな。
ではでは。
〜おしまい〜
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井村正和 / imuramasakazu@gmail.com / 090-4167-6413
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更