過日、とある老舗コーヒー屋さんリノベーションプロジェクトの地鎮祭を行いました。
店内の一角に祭壇を設けて肩を寄せ合いながら。
祭壇の真横には所狭しと大きな焙煎機と作業台。
コーヒー豆の香りとお供物のスルメの香りがブレンドされる。うーん、ちょっと不思議な香り。
珈琲豆の焙煎、販売、グッズの販売からコーヒーの店頭販売などをやられています。この地で代々続くお店で今は3代目、今回工事を依頼する工務店も3代目です。なにかの縁かな。
建物老朽化のための耐震補強と新たに客席や機材の展示スペースを設けるために結構大々的な改修工事を行うことになりました。時間をかけて現況調査、耐震補強方法の検討、構造図、内装デザイン、焙煎機の配置検討、等々の検討を行いようやく地鎮祭。
地鎮祭というと新築の時にやるもの、といったイメージが強いかもしれませんが改修の時もやることがあります。
やっぱり工事の安全、関わる皆さんのご健勝を祈念する、という意味では新築もリフォームも変わりませんからね。
神主さんはこの地域の氏神さまです。
神様に降りてきてもらう降神の儀、祝詞奏上があり、四方祓いに。
お神酒や切麻散米(きりぬささんまい)で建物四隅を清めます。切麻散米とはこの小さな紙吹雪の事。
玉串奉奠では二礼二拍手一礼、何度も経験していますがやっぱり緊張します。
柏手(かしわで)では手をちょっとずらして(左高)、パン、パンとやるのが作法とされています。神と人間は一体では無いため人間が一歩控えている、事を表現しているだとか(という説あり)。
今回は仮店舗の工事も並行して行うため場所を移動して再度地鎮祭を執り行いました。組み立て式の祭壇を片付けてサササッと移動。再度、本日2回目の地鎮祭スタート。
古ビルの一室ではありますが差し込む朝日とお祓いする神主さんの姿が神々しく感じられます。
神聖な地鎮祭ではありますが、まいどまいど最中にあちこち動き回り写真を撮ってしまいます、落ち着きなく。ですが、改めて身が引き締まる思いです。
頑張ります。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更