こんばんわ
珈琲屋さんの解体が進んでいます。
昔の資料によると竣工は昭和34年(1959年)、築60年!を超える木造二階建てで1階手前は店舗として、それ以外の部分は住居として利用されてきました。
今回、店舗利用部分の拡大と建物全体の耐震補強のためある程度スケルトンにして構造体をあらわにします。
1階はこれでだいたい解体完了
昔の土壁の上にモルタル塗りの壁。
設計着手前に天井裏を覗いたりして現状図を起こしていますので大体の状況は解明済み(そうでもないと設計できませんので)ですが、解体しつつどんな予想外の物が出てくるか不安でもあり楽しみでもあり。
天井を解体して露わになった鉄骨のラチス梁と丸太梁による構成。こういった施工方法が当時はあったんですね。一般的だったんだろうか。
なにげにハイブリッド。
スッキリとした二階。綺麗ですね。
プリント合板を剥ぐと昔の土壁がでてくるので解体していくとレトロ感が増してくる、という不思議さ。より初期の状態に近づくといった感じですね。
プリント合板:プリントした化粧シートみたいな物を下地ベニヤに貼った化粧材の事です。技術が発達した今のプリント合板は素材感も含めてホントにリアルで十分にかっこよかったりしますが、当時のプリント合板はどうしても「チャチ」さが拭えないのでどうせだったら撤去して当時の姿にしてしまった方が趣が出ますね。
まるで何かのアート展示みたいに。
愛知トリエンナーレの会場かな。
1階で作業している人を2階から覗く人。
また報告します。
〜おしまい〜
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更