こんばんわ
〜古民家改修の現場より〜
さて、この現場も終盤に差し掛かってきました。
工事というのは設計時に決めた内容をそのまま図面どおりに施工する、というのが基本（あたりまえですね）にはなりますがそうはいっても設計時に決めきれない事も結構あって、現場を進めながら決める事も多いです。（特に私はそれが多いかも。。）
さらにこの現場は古民家の改修になります。
なのでそもそもどこの壁が残って、どこの壁は新しく貼り直すか、なんて事も設計時では決めきれませんでした。どうしても解体しながら状況にあわせて
「ここの壁は残せそうだね！」
「いや、ここの壁は状態悪いからやっぱり下地からやりなおすか。。」
という判断をその場その場で行っていきます。
そんなわけでそういった現場判断事がだいたい終わって最後、じゃあ塗装をどうするか？というタイミングに来ています。
色を考える
で、今はこの空間の塗装を考え中。
塗装も、、難しい。イメージをしつつ、お客さんとも共有しつつ。
そもそも頭の中に完璧にイメージできるわけでもなく。といった点が何年建築をやっていても毎回「難しいなあ〜」と感じています。
服を買う時でしたら試着室で来てみればいいですし、グラフィック仕事は何回も出力して確認してみればよいですが、、建物の塗装に関してはそれができない。
せいぜいカラーサンプル帳や塗りサンプルからイメージするぐらいです。
（大きな現場ですとでっかい石膏ボードに塗りサンプルを作ることもありますが。）
さて、そんなわけでパソコン上で簡単にできるカラーシミュレーションでイメージイングのちょっとした助けを。
朱色系、ちょっと遊郭、料亭的な趣になりますね。うーんつややか。
明るく健全に。白からベージュ系。珈琲の世界観と合いそう。
これもちょっと重厚感のある藍色。セクシーな空間になる（？）
ワタシ的には落ち着きもあって良い空間になるかな、なんて思います。
ちなみに、
「シュミレーション」はよくある間違いです。正確（といってもカタカナ英語だが）には「シミュレーション」ですね。
simulation
色を検討するのは難しく、でも面白い。
さて、どうなるか。
ではでは。
〜おしまい〜
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更
