こんばんわ
土地活用ばなし
今回は真面目なお仕事の話です。
建物と土地活用に関して。
設計事務所のお仕事として普段より建物を設計する事はもちろんですが、それ以外にも土地をどう活用するか?といった事も提案、プロデュースをさせてもらっています。
いわゆる『土地活用』ってやつですね。
(MOBTOWN ミナミシモハラの館銘板がわりのコンクリート塀)
これは春日井の某所に計画した賃貸戸建てプロジェクトになります。竣工したのはもう5年も前になります。
ここは元々は使われない空き家があり、しばらく放置されてしまっていた場所でした。
管理もそれなりに大変、特に夏場の草抜きはなかなかにハード。そんな古い戸建て物件を所有したまま持て余している、といった事例はあちこちに沢山あるのではないでしょうか。
このプロジェクトも同様に空き家&相続土地さてどうしよう、、、?
といった所がスタート地点です。
「売ってしまえばいいじゃん」
という意見もありますが自分が育った土地、受け継いだ土地を簡単に手放したくないという気持ちの方も沢山いますよね。
ここも同様でしばらくただ所有して管理しているだけ、という時期もありましたがいろいろ検討した上、思い切って建物を解体し事業用ローンを使って賃貸事業用の戸建て住宅を4棟建てるプロジェクトを実行しました。
5年経ちましたが事業としてはほぼ計画通りに動いています。
事業名は「MOBTOWN ミナミシモハラ」
(共有スペースからMOBTOWNのA棟を見る)
大手不動産サイトで賃貸物件を調べた事がある方でしたらなんとなく気がついているかもしれませんが、賃貸市場で圧倒的に球数が多いのはマンションタイプです。
戸建ての物件もありますが数の比率としては圧倒的に少ないです。
戸建て賃貸の数が少ない理由はいくつかあります。
そもそも大手が開発する場合、マンション開発の方が慣れていて利益を作りやすい、戸建でも賃貸では無く分譲してしまったほうが手離れが良い、需要が想像できないといった所だとおもいます。
ですが!
隠れた需要、土地の向き不向き、希少価値の作り方等を考慮していくと事業としての可能性は十分有るだろう!という事で実行。
(ドローンを使った上空からの写真)
三角形の土地に4つの建物。
あえてランダムに配置して共有スペースや各戸に2台ずつの駐車スペースを確保しています。
共有スペースを設けて生活を豊かに!
こんな共有スペースを作りました。
どういった需要にアプローチするか?
他の物件とどう差別化を図るか?
がプロデュースの肝になってきます。
ただ住む、のではなくて「集まって住む」面白さ、戸建ての集合体だからこそできる空間、しかけを散りばめられるのか。そんな事を事業計画3年ぐらいの間に何度も考えました。
事業名のMOBという単語には「群衆」という意味があります。一時期流行ったフラッシュモブの「モブ」ですね。
(暴徒や野次馬、といった荒々しー意味もありますが、まあそこは目をつぶって。)
他の分譲住宅では経験できない生活スタイル、価値観をともにする人とのまちづくり、そんな可能性を「MOB」の言葉に込めています。
『MOBTOWN シリーズ』は今のところ南下原の1箇所のみですが、同じコンセプトで色んな場所に水平展開していければ、と思っています。(賛同者、募集しております!)
1.不動産事業として守るべき手順とは!?
2.せっかくやるならどういったまちづくりに挑戦するか?
といった事を書き出すと、、、
たぶんすごい長文になってしまいますので別の機会に。
(一応、1つのブログの文字数を2000字以内に収める事を目標としていますので。)
詳しくは弊社ホームページでも紹介していますのでご覧ください。
↓
このプロジェクトに関してはまたテーマ毎に書いていきますね。
〜おしまい〜
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〒486-0912 愛知県春日井市高山町2-11-1
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井村正和
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更